Nhìn vs. Thấy – ベトナム語で「見る」と「見る」

ベトナム語を学ぶ中で、特に初学者が混乱しやすいのが「見る」という意味の「nhìn」「thấy」という動詞です。日本語ではどちらも「見る」と訳されることが多いですが、実際にはそれぞれ異なるニュアンスや使い方があります。この違いを理解することで、より自然なベトナム語を話すことができるようになります。

「nhìn」と「thấy」の基本的な意味

まず、「nhìn」「thấy」の基本的な意味から説明しましょう。

「nhìn」は主に「意識して見る」「観察する」という意味を持ちます。例えば、何かをじっくりと観察する時や、意図的に視線を向ける時に使われます。

例文:
– Tôi đang nhìn bức tranh. (私は絵を見ています。)

一方、「thấy」は「見える」「目に入る」という意味を持ちます。こちらは意識せずに自然と目に入る場合に使われます。

例文:
– Tôi thấy một con chim trên cây. (私は木の上に鳥が見えました。)

このように、「nhìn」は意図的に見る行為を指し、「thấy」は偶然目に入る場合に使われることが多いです。

「nhìn」の具体的な使い方

次に、「nhìn」の具体的な使い方について見ていきましょう。「nhìn」は他にもいくつかの使い方があります。

1. 「nhìn」 + 目的語
この場合、何かをじっくりと観察する意味になります。

例文:
– Anh ấy đang nhìn vào bản đồ. (彼は地図を見ています。)

2. 「nhìn」 + 動詞
この場合、「〜するように見る」という意味になります。

例文:
– Cô ấy nhìn cười. (彼女は笑うように見えます。)

3. 「nhìn」 + 方向詞
この場合、特定の方向を見るという意味になります。

例文:
– Chúng ta hãy nhìn về phía trước. (私たちは前を見ましょう。)

「thấy」の具体的な使い方

続いて、「thấy」の具体的な使い方について説明します。「thấy」もいくつかの異なる使い方があります。

1. 「thấy」 + 目的語
この場合、偶然目に入るという意味になります。

例文:
– Tôi thấy một con chó trên đường. (私は道に犬を見ました。)

2. 「thấy」 + 動詞
この場合、「〜するのを目にする」という意味になります。

例文:
– Tôi thấy anh ấy chạy. (私は彼が走るのを見ました。)

3. 「thấy」 + 感覚
この場合、「感じる」「気づく」という意味になります。

例文:
– Tôi thấy mệt. (私は疲れを感じます。)

「nhìn」と「thấy」の違いを理解するための練習

ここまでで、「nhìn」「thấy」の基本的な使い方と意味の違いについて説明しました。しかし、これらの違いを完全に理解するためには、実際に使ってみることが重要です。以下にいくつかの練習問題を用意しましたので、試してみてください。

1. 次の文を適切な動詞で埋めてください。
– Tôi đang ______ bức tranh. (私は絵を見ています。)
– Tôi ______ một con mèo trên đường. (私は道に猫が見えました。)

2. 次の文を日本語に訳してください。
– Anh ấy đang nhìn vào bản đồ.
– Tôi thấy cô ấy đang khóc.

3. 自分で例文を作ってみましょう。
nhìnを使った文を2つ作成してください。
thấyを使った文を2つ作成してください。

まとめ

ベトナム語の「nhìn」「thấy」の違いを理解することは、より自然な会話をするために非常に重要です。「nhìn」は意図的に見る行為を指し、「thấy」は偶然目に入る場合に使われます。これらの違いを理解し、実際に使ってみることで、ベトナム語の理解が深まるでしょう。これからも練習を続け、ベトナム語のスキルを向上させてください。

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