面白くて風変わりなベラルーシ語のフレーズ

ベラルーシ語は、面白くて風変わりなフレーズがたくさんあります。これらのフレーズは、他の言語ではなかなか見られない独特の表現や文化的な背景を持っています。今回は、そんなベラルーシ語の面白いフレーズをいくつか紹介し、その意味や使い方について詳しく説明します。

ベラルーシ語のユニークなフレーズ

1. Сабака на сене(サバカ ナ セネ)

このフレーズは直訳すると「干し草の上の犬」という意味です。実際には、自分が使わないのに他の人にも使わせない人を指す表現です。日本語の「猫に小判」に似た意味合いを持ちます。

Ён як сабака на сене, сам не есць і іншым не дае.

2. Не лыка вяжы(ネ ルィカ ヴャジ)

このフレーズは「靴ひもを結ぶことができない」という意味です。実際には、とても酔っ払っている状態を指します。「泥酔状態」とも言えます。

Пасля вечарыны ён не лыка вяжы.

3. Зуб на зуб не трапляе(ズブ ナ ズブ ネ トラプライェ)

直訳すると「歯が歯に当たらない」という意味です。これは非常に寒い状態を示す表現で、日本語の「震える」を強調した言い方に似ています。

На вуліцы так холадна, што зуб на зуб не трапляе.

4. Дзеці як кветкі(ジェツィ ヤク クヴェトキ)

このフレーズは「子供たちは花のようだ」という意味です。子供たちの純粋さや美しさを表現するために使われます。

Маці глядзіць на сваіх дзяцей і кажа: “Дзеці як кветкі”.

5. Куры не клююць(クリ ネ クリユツ)

直訳すると「鶏がつつかない」という意味です。実際には、「非常に豊富にある」という意味で使われます。例えば、お金や食べ物などがたくさんある状態を示します。

У яго грошай куры не клююць.

ベラルーシ語の面白い言い回し

1. Каб цябе мядзведзь абняў(カブ テベ ミャズヴェツ アブニャウ)

直訳すると「クマがあなたを抱きしめるように」という意味です。これは冗談や軽い呪いのようなもので、相手に対して少し困らせるような状況を願う時に使われます。

Каб цябе мядзведзь абняў, калі ты зноў забудзеш ключы!

2. Ні пуху, ні пяра(ニ プフ ニ ピャラ)

このフレーズは「羽毛も羽根もない」という意味です。実際には、成功を祈るための言葉で、日本語の「頑張って」に相当します。特に試験や重要なイベントの前に使われます。

Ні пуху, ні пяра на экзамене!

3. Вось табе бабуля і Юр’еў дзень(ヴォス タベ バブルィャ イ ユルイェウ ジェン)

直訳すると「さあ、おばあちゃん、これがユーリーの日だ」という意味です。このフレーズは、予期せぬ状況や驚きの出来事が起こった時に使われます。

Вось табе бабуля і Юр’еў дзень, машына зламалася пасярод дарогі!

4. Раз на год і палка страляе(ラズ ナ ホド イ パルカ ストリャエ)

直訳すると「年に一度は棒も撃つ」という意味です。これは、何かがたまたまうまくいくことを示す表現です。日本語の「たまにはうまくいく」や「まぐれ当たり」に似ています。

Не хвалюйся, раз на год і палка страляе, магчыма, табе пашанцуе.

5. Плысці па цячэнні(プルィスツィ パ チャチェンニ)

直訳すると「流れに沿って泳ぐ」という意味です。これは、流れに逆らわずに自然に任せることを示す表現です。日本語の「流れに身を任せる」に相当します。

Я не буду перашкаджаць, лепш плысці па цячэнні.

ベラルーシ語のことわざとその意味

1. Лепш позна, чым ніколі(レプシュ ポズナ チム ニコリ)

直訳すると「遅くても、決してないよりは良い」という意味です。このことわざは、日本語の「遅れてもやらないよりはまし」に相当します。

Лепш позна, чым ніколі, таму пачынай цяпер.

2. Ваўкоў баяцца – у лес не хадзіць(ヴァウコウ バヤツツァ – ウ レス ネ ハジツ)

直訳すると「狼を怖がるなら、森に行かない」という意味です。これはリスクを恐れて何もしないよりは、挑戦する方が良いという意味です。日本語の「虎穴に入らずんば虎子を得ず」に似ています。

Ваўкоў баяцца – у лес не хадзіць, таму бярыся за справу смела!

3. Не адкладай на заўтра тое, што можаш зрабіць сёння(ネ アドクラダイ ナ ザウタ トエ ショ モジャシュ ズラビツ セゴニャ)

直訳すると「今日できることを明日に延期するな」という意味です。このことわざは、日本語の「明日できることは今日しない」に相当します。

Не адкладай на заўтра тое, што можаш зрабіць сёння, бо заўтра можа не наступіць.

4. Дарогаю ідзе той, хто ідзе(ダローガユ イジェ トイ フト イジェ)

直訳すると「道を歩くのは、歩く人」という意味です。このことわざは、行動することの重要性を示しています。日本語の「継続は力なり」に似ています。

Дарогаю ідзе той, хто ідзе, таму не спыняйся.

5. Кожная жаба сваё балота хваліць(コジュナヤ ジャバ スヴォヨ バロタ フヴァリツ)

直訳すると「それぞれのカエルは自分の沼を褒める」という意味です。これは、自分のものや自分の立場を過大評価することを示す表現です。日本語の「自画自賛」に相当します。

Кожная жаба сваё балота хваліць, таму трэба быць крытычным.

ベラルーシ語のこれらのフレーズやことわざは、言語の学習を楽しくし、同時にその文化や考え方を深く理解する手助けになります。日常生活で使うことで、ベラルーシ語の魅力をさらに感じることができるでしょう。

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