アイスランド語の時間の基本構造
アイスランド語で時間を表現する際には、まず「時」と「分」の言い方を理解することが大切です。日本語と同様に「時」は「klukkan(クルッカン)」を使い、「分」は数字に続けて表現します。
- 時(klukkan): 「klukkan」は「時計」や「時刻」を意味し、時間を言うときの前置詞のように使われます。例:klukkan þrjú(3時)
- 分: 数字の後に「mínútur(分)」は省略されることが多く、数字だけで分を表します。例:klukkan fjögur og fimmtán(4時15分)
時間を表す数字の発音と書き方
アイスランド語の数字は、時間表現の基本です。1から12までの時間は以下のように表されます。
数字 | アイスランド語 | 発音の目安 |
---|---|---|
1 | einn | アイン |
2 | tvö | トヴォウ |
3 | þrír | スリール |
4 | fjórir | フィョリル |
5 | fimm | フィムム |
6 | sex | セクス |
7 | sjö | シェオ |
8 | átta | アウタ |
9 | níu | ニーウ |
10 | tíu | ティウ |
11 | ellefu | エリエフ |
12 | tólf | トールフ |
これらの数字を使って時間を組み立てていきます。
アイスランド語での時間の言い方の基本パターン
「時+分」の直訳パターン
最も基本的な時間の言い方は、「klukkan(時)」+「時間」+「og(と)」+「分」です。
例:
- klukkan tvö og tuttugu(2時20分)
- klukkan fimm og fimmtán(5時15分)
「og」は英語の「and」にあたり、「〜時と〜分」という意味を持ちます。
15分・30分の表現
アイスランド語では、15分単位の表現に特有の言い回しがあります。
- 15分前(kvart yfir): 「kvart」は「15分」を意味し、「yfir」は「過ぎて」を表します。例:klukkan kvart yfir þrjú(3時15分)
- 15分前(kvart í): 「í」は「前」を意味し、「kvart í fjögur」は「4時15分前」、すなわち3時45分を指します。
- 30分前後(hálftími): 「hálftími」は「半時間」を意味し、「klukkan hálf fjögur」は「3時半(3時30分)」を指します。この表現は日本語の「3時半」とほぼ同じ感覚です。
これらは日常会話でよく使われるため、しっかり覚えておきましょう。
時間表現に使われる前置詞と副詞
時間を表す際に使われる便利な前置詞や副詞も覚えておくと、より自然に表現できます。
- um: 「〜時に」という意味の前置詞。例:Ég kem um klukkan fjögur(私は4時に来ます)
- eftir: 「〜後に」の意味。例:eftir klukkan þrjú(3時の後に)
- fyrir: 「〜前に」という意味。例:fyrir klukkan sex(6時の前に)
- núna: 「今」を意味する副詞。例:Það er núna klukkan tvö(今は2時です)
24時間制と12時間制の使い分け
アイスランドでは、公式な場面や交通機関の案内などでは24時間制が一般的に使われます。一方で、日常会話では12時間制がよく用いられます。
- 24時間制例: klukkan 15:30 → klukkan fimmtán og þrjátíu
- 12時間制例: klukkan hálf fjögur → 3時30分
12時間制を使う場合は、午前・午後を明確にするために「á morgnana(朝に)」「á kvöldin(夜に)」などの表現を加えることもあります。
アイスランド語で時間を尋ねる・答える表現
実用的なフレーズを覚えて、会話の中で時間を尋ねたり答えたりする練習も欠かせません。
時間を尋ねるフレーズ
- Hvað er klukkan?(今何時ですか?)
- Geturðu sagt mér hvað klukkan er?(時間を教えてもらえますか?)
時間を答えるフレーズ
- Klukkan er tvö.(2時です)
- Klukkan er hálf þrjú.(2時30分です)
- Klukkan er fimm mínútur yfir fjögur.(4時5分です)
アイスランド語の時間表現を習得するための学習法
アイスランド語の時間の言い方を効率的に学習するには、以下のポイントを押さえることが重要です。
- 反復練習:時間の言い方は繰り返し練習することで自然に身につきます。Talkpalのような会話練習プラットフォームを活用して、実際に発音しながら覚えましょう。
- リスニング強化:ネイティブの時間表現を聞くことで、イントネーションや使い方を理解できます。アイスランド語のラジオやポッドキャストもおすすめです。
- 実践会話:時間を尋ねたり答えたりする短い会話を日常的に練習し、実用的なスキルを磨きましょう。
- フラッシュカードの活用:数字や時間表現をフラッシュカードで覚え、視覚的に定着させるのも効果的です。
まとめ
アイスランド語で時間を表現する方法は、基本の数字の理解から15分単位の特有な表現、24時間制と12時間制の使い分けまで多岐にわたります。Talkpalのような言語学習ツールを活用し、リスニングやスピーキングを重ねることで、自然に時間の言い方を習得できます。この記事で紹介した基礎と応用の知識をもとに、アイスランド語の時間表現をマスターし、日常会話や旅行、ビジネスシーンで自信を持って使いこなしてください。