数字トルコ語文法

トルコ語の数字の基本構造

トルコ語の数字は1から10までの基本単語を覚えることが学習の第一歩です。これらの数字は他の複雑な数字の形成において基盤となります。

1から10までの数字一覧

1 – bir
2 – iki
3 – üç
4 – dört
5 – beş
6 – altı
7 – yedi
8 – sekiz
9 – dokuz
10 – on

これらの数字は、トルコ語の数字文法の基本単位であり、複数形や複雑な数の表現に応用されます。

11から99までの数字の構成

11から99までの数字は、10の位と1の位の数字を組み合わせて作られます。トルコ語では、10の位の数字を言い、続けて1の位の数字を言う順序です。

例えば：

11 – on bir (10 + 1)
25 – yirmi beş (20 + 5)
48 – kırk sekiz (40 + 8)
99 – doksan dokuz (90 + 9)

この規則はシンプルで覚えやすく、数字を組み合わせる際の基本的な文法パターンとなります。

トルコ語の大きな数字の表現

トルコ語では、100以上の数字も規則的に構成されています。以下に主要な大きな数字とその表現方法を紹介します。

100から1000までの数字

100 – yüz
200 – iki yüz
300 – üç yüz
400 – dört yüz
500 – beş yüz
600 – altı yüz
700 – yedi yüz
800 – sekiz yüz
900 – dokuz yüz
1000 – bin

100以上の数字は、「数字 + yüz（百）」の形で表現されます。例えば「250」は「iki yüz elli」となります。

1000以上の数字の表現

1000以上の数字は基本的に「数字 + bin（千）」の形で表されます。例：

2000 – iki bin
5000 – beş bin
10,000 – on bin
100,000 – yüz bin
1,000,000 – bir milyon

「milyon（百万）」や「milyar（十億）」も基本的に他の数字と同様に組み合わせて使われます。

トルコ語の数字文法の重要ポイント

数字を使う際には、単に数字を覚えるだけではなく、文法的な使い方を理解することが大切です。ここでは、トルコ語の数字に関する文法的特徴を詳しく解説します。

名詞との一致と複数形の扱い

トルコ語では、数字が名詞を修飾するとき、名詞は通常単数形のまま使われます。複数形にはしません。これは日本語や英語とは異なる重要なポイントです。

例：

üç kitap (3冊の本) — 複数形の「kitaplar」ではなく単数形の「kitap」
beş kalem (5本のペン)

所有格と数字の関係

トルコ語の数字は所有格と組み合わせる場合、数字自体は変化しませんが、所有格の語尾を付ける名詞に注意が必要です。

例：

iki kitabım (私の2冊の本)
dört evin (4軒の家の)

序数詞の作り方

序数詞（1番目、2番目、3番目など）は基本的に数字の語根に接尾辞「-inci/-ıncı/-uncu/-üncü」をつけて作ります。母音調和に従い変化します。

例：

bir (1) → birinci (1番目)
iki (2) → ikinci (2番目)
üç (3) → üçüncü (3番目)
on (10) → onuncu (10番目)

数字を使った表現の例文

数字を用いた例文を通じて、実際の使い方を確認しましょう。

Bugün üç kitap okudum.（今日は3冊の本を読みました。）
Bin kişi konseri izledi.（1000人がコンサートを見ました。）
Onuncu katta oturuyorum.（10階に住んでいます。）