数字ガリシア語文法

数字ガリシア語文法の基本構造

数字は言語の中で特有の文法ルールを持ち、ガリシア語も例外ではありません。まずは、ガリシア語における数字の種類とその基本的な使い方を理解しましょう。

基数詞と序数詞の違い

ガリシア語の数字には主に二つのタイプがあります。

基数詞（Números cardinais）: 数そのものを表す数字。例：un (1), dous (2), tres (3)
序数詞（Números ordinais）: 順序や順位を示す数字。例：primeiro (1番目), segundo (2番目), terceiro (3番目)

両者は文法上の役割が異なるため、正しく使い分けることが重要です。

基数詞の基本形と変化

基数詞は通常性別や数に一致しませんが、一部の数字は例外です。例えば、「un」は男性形ですが、女性形は「unha」です。以下に代表的な基数詞の例を示します。

数字	男性形	女性形
1	un	unha
2	dous	dúas
3	tres	tres

数字の文法的な使い方

数字は名詞や形容詞と一緒に使われる際、文法的な一致が求められます。ここではその詳細を掘り下げます。

名詞との一致

ガリシア語の数字は、数詞が修飾する名詞の性別と数に合わせて変化します。特に1と2は性別によって形が変わるため注意が必要です。

男性単数名詞と組み合わせる場合：un libro (一冊の本)
女性単数名詞と組み合わせる場合：unha casa (一軒の家)
男性複数名詞と組み合わせる場合：dous libros (二冊の本)
女性複数名詞と組み合わせる場合：dúas casas (二軒の家)

序数詞の変化と使い方

序数詞は性別・数に応じて変化します。例えば、「primeiro」は男性単数形ですが、女性単数形は「primeira」となります。

男性単数：primeiro
女性単数：primeira
男性複数：primeiros
女性複数：primeiras

序数詞は主に日付、順位、章番号などで使われます。

数字の特殊な表現と用法

ガリシア語には数字に関して特別な表現や慣用句も存在します。これらを学ぶことで、より自然な言語運用が可能になります。

複合数字の作り方

11から99までの数字は複合語で表現されることが多いです。基本的なルールは、十の位と一の位の数字を組み合わせます。

11: once
21: vinte e un (男性形), vinte e unha (女性形)
35: trinta e cinco
99: noventa e nove

この際、「e（そして）」が両数字をつなぐ役割を果たします。

大きな数字の名称と読み方

千（mil）、百万（un millón）などの大きな数字は特別な語彙があります。

1,000：mil
1,000,000：un millón（複数形は millóns）
1,000,000,000：mil millóns または un mil millón

数詞の後に名詞が続く場合、名詞は通常単数形ですが、百万以上の数字では複数形を使うこともあります。

数字を使った例文で理解を深める

実践的な例文を通じて、数字ガリシア語文法の理解を深めましょう。

基数詞の使用例： Teño dous irmáns.（私は兄弟が二人います。）
序数詞の使用例： Este é o primeiro capítulo.（これは第一章です。）
複合数字の使用例： Vivo no número vinte e tres.（私は23番地に住んでいます。）
大きな数字の使用例： A cidade ten un millón de habitantes.（その都市には100万人の住民がいます。）

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