Distributives(分配指示詞)は、英語の文法における重要な概念です。分配指示詞は、文中の名詞や代名詞がそれぞれどのように配分されるのかを示し、数量や順序、比較などを表現します。この記事では、分配指示詞について詳しく説明します。
一般的な分配指示詞
一般的な分配指示詞としては、”each”、”every”、”either”、”neither” などがあります。これらの指示詞は、名詞の数やグループに応じて異なる意味や使い方を持っています。
・Each
“each”は、2つ以上のグループに均等に分ける場合に使用されます。”each”は単数形の名詞と共に使用され、その名詞はそれぞれのグループに対して個別に分配されることを意味します。
例:
– Each student received a book.(各生徒には1冊ずつ本が配られた。)
– Each player has their own strategy.(各選手は独自の戦略を持っている。)
・Every
“every”も「各々の」という意味で、”each”と同じように使われます。しかし、「全ての」という意味も含まれ、僅かな違いがあります。”every”は単数形の名詞と一緒に使用され、複数のグループに均等に分配されることを示します。
例:
– Every student needs to bring their own pen.(全生徒は自分のペンを持って行かなければならない。)
– Every flower in the garden bloomed beautifully.(庭の全ての花が美しく咲いた。)
・Either
“either”は、2つの選択肢のうちどちらかを表す言葉です。”either”の後には単数形の名詞が来ます。また、文中で否定形の形容詞や副詞と共に使用されることが多いです。
例:
– You can take either bus to get to the station.(駅に行くためにはどちらのバスでも乗ることができます。)
– Either team can win the game.(どちらのチームでも試合に勝つことができる。)
・Neither
“neither”も”either”と同様に、2つの選択肢のどちらでもないことを表します。”neither”の後には単数形の名詞が来ます。また、文中で否定形の形容詞や副詞と共に使用されることが多いです。
例:
– Neither option is appealing to me.(どちらの選択肢も魅力的ではない。)
– Neither party has reached an agreement.(どちらの政党も合意に達していない。)
分配指示詞の応用
分配指示詞は、数量や順序、比較などを表現する場合にも使用されます。以下では、それぞれの使い方について説明します。
・数量を表す場合
分配指示詞は、数量の均等な分配を表現するのに役立ちます。
例:
– Each student received two apples.(各生徒はリンゴを2個ずつ受け取った。)
– Every team member contributed $10.(各チームメンバーが10ドルを出し合った。)
・順序を表す場合
分配指示詞は、順序やターンを示す際にも使用されます。
例:
– They took turns using the computer. Each person had 20 minutes.(彼らはコンピューターを使う順番でした。各人には20分ずつ与えられた。)
– Every third page of the book was missing.(その本の3ページごとに1ページがなかった。)
・比較を表す場合
分配指示詞は、比較の文脈でも使用されます。
例:
– She can play either the piano or the violin.(彼女はピアノかバイオリンのどちらかを演奏できます。)
– Neither option is better than the other.(どちらの選択肢も他方よりも優れていない。)
分配指示詞は、英語の文法において重要な役割を果たしています。名詞や代名詞の分配や配分を明確に示すために使用されます。正確かつ適切な分配の表現を行うために、分配指示詞の使い方をマスターすることは重要です。是非、これらの分配指示詞を使いこなせるようになりましょう。