다/있다 韓国語文法

다/있다 韓国語文法の基本概念

韓国語の動詞や形容詞は、基本形として「다」で終わります。この「다」は辞書形（原形）を示し、単語の基本的な意味を表します。一方、「있다」は存在や所有を表す動詞であり、さまざまな文脈で使われます。以下で、それぞれの基本的な特徴を見ていきましょう。

1. 다の役割とは？

「다」は韓国語の辞書形の語尾で、動詞や形容詞の語幹に付いて基本形を構成します。具体的には、以下のような特徴があります。

動詞・形容詞の辞書形に必ず付く
文法的な変化の基礎となる形
話し言葉や文章での変形や活用の出発点

例えば、「가다」（行く）、「먹다」（食べる）、「예쁘다」（きれいだ）など、すべて다で終わる形が辞書形です。

2. 있다の意味と使い方

「있다」は「存在する」「ある」「持っている」という意味を持つ動詞で、韓国語で非常に頻繁に使われます。以下のような用法があります。

場所や物の存在を表す（例：책상이 있다 本棚がある）
所有を表す（例：돈이 있다 お金がある）
状態の継続（例：시간이 있다 時間がある）

また、「없다」と対になる形で、「ない」「存在しない」を表します。

다の活用方法と使い方

다は単独で使われることは少なく、文の中で活用されてさまざまな意味やニュアンスを表現します。ここでは、다を使った基本的な活用の仕組みを解説します。

1. 体言活用と語幹の取り出し

다を取ると、語幹が残ります。この語幹に助詞や語尾を付けて文を作ります。例えば：

가다 → 가 + ㅂ니다 → 갑니다（行きます）
먹다 → 먹 + 어요 → 먹어요（食べます）
예쁘다 → 예쁘 + ㅂ니다 → 예쁩니다（きれいです）

このように、다を取ることで活用の基礎ができるため、다は文法学習の出発点として重要です。

2. 다体（辞書形）の使い方

다体は主に書き言葉や辞書、辞典などで使われ、口語ではあまり使われませんが、基本形として理解することが大切です。

辞書や文法書での基本形表示
日記や詩、文学作品の中で使われることもある

日常会話では、다の部分が変化し活用されて使われるため、다体は学習の土台として捉えましょう。

있다の多様な用法と例文

있다は韓国語の中で最も基本的かつ重要な動詞の一つです。単に「ある」「いる」を表すだけでなく、所有や状態の継続など多様な意味を持ちます。

1. 存在を表す 있다

ものや人がどこかに存在していることを示します。場所を表す助詞と共に使われることが多いです。

책상이 방에 있다.（机が部屋にある。）
학생들이 교실에 있다.（学生たちが教室にいる。）

2. 所有を表す 있다

人や物が何かを持っていることを表します。

나는 돈이 있다.（私はお金がある。）
그 사람은 차가 있다.（その人は車を持っている。）

3. 時間や余裕を表す 있다

「時間がある」「余裕がある」という意味でも使われます。

시간이 있다면 같이 가자.（時間があれば一緒に行こう。）
조금만 기다릴 시간이 있어요.（少しだけ待つ時間があります。）

다と있다の組み合わせによる文の作り方

다と있다は単独でも使えますが、動詞や形容詞の辞書形（다体）と組み合わせることで、より複雑な表現を作ることができます。ここでは、다と있다の組み合わせによる文の構造を詳しく見ていきます。

1. 다体＋있다の基本パターン

動詞や形容詞の辞書形に있다を付けて使うことで、状態の継続や存在の表現が可能です。

먹다 + 있다 = 먹고 있다（食べている）
공부하다 + 있다 = 공부하고 있다（勉強している）
예쁘다 + 있다 = 예쁜 상태가 있다（きれいな状態である）※やや文学的

特に、進行形を表す「～고 있다」の形は日常会話で頻繁に使われるため、しっかり覚えておきましょう。

2. 進行形の表現としての 있다

「～고 있다」は動作や状態が現在進行中であることを示します。これは「있다」が「～している状態にある」という意味合いを持つためです。

지금 밥을 먹고 있다.（今、ご飯を食べている。）
친구와 이야기하고 있다.（友達と話している。）
영화를 보고 있다.（映画を見ている。）

3. 다/있다を使った否定文の作り方

있다の否定は「없다」を使い、다体の動詞は否定形を作る際に語尾が変わります。

돈이 없다.（お金がない。）
시간이 없다.（時間がない。）
가지다（持つ）→ 가지지 않다（持っていない）

다体の動詞を否定する場合は、「～지 않다」や「안～」の形がよく使われます。