接続詞韓国語文法

接続詞とは何か？韓国語文法における役割

接続詞は、文と文、句と句、単語と単語をつなぐ役割を持つ言葉です。韓国語では、接続詞を使うことで複数の文を結びつけ、論理的な関係や時間の流れ、原因・結果などを表現します。日本語の「そして」「しかし」「だから」などに相当し、適切に使うことで自然な韓国語表現が可能になります。

韓国語の接続詞の重要性

意味の明確化：文章の論理的つながりを明確にする
会話の流暢化：自然な話し言葉を形成する
文章力アップ：複雑な文を作成できるようになる

韓国語の基本的な接続詞一覧

まずは、日常会話や文章でよく使われる基本的な接続詞を覚えましょう。以下は代表的な韓国語の接続詞とその意味です。

接続詞	意味	例文
그리고	そして	저는 학생입니다. 그리고 선생님입니다. （私は学生です。そして先生です。）
하지만	しかし	비가 오지만 밖에 나갑니다. （雨が降るけど外に出ます。）
그래서	だから	바빠서 못 갔어요. 그래서 미안해요. （忙しくて行けなかった。だからごめんね。）
그러나	しかし（フォーマル）	열심히 공부했어요. 그러나 시험에 떨어졌어요. （一生懸命勉強した。しかし試験に落ちた。）
또는	または	커피 또는 차를 마실래요? （コーヒーまたはお茶を飲みますか？）

接続詞の種類と使い方

順接の接続詞

順接の接続詞は、原因と結果、または時間の流れを表す際に使います。韓国語では「그래서」「그러므로」「따라서」などが代表的です。

그래서：口語でよく使われ、「だから」「それで」の意味。
그러므로：ややフォーマルで、論理的な文章で使用されることが多い。
따라서：公式文書や学術的な文章に適している。

例文：

비가 와요. 그래서 집에 있었어요.
（雨が降っています。だから家にいました。）
데이터가 부족합니다. 그러므로 더 조사해야 합니다.
（データが不足しています。したがって、もっと調査する必要があります。）

逆接の接続詞

逆接は、前後の内容が対立する場合に使います。韓国語では「하지만」「그러나」「그런데」などがあります。

하지만：口語・書き言葉どちらでも使える基本的な逆接接続詞。
그러나：フォーマルな場面で使う逆接。
그런데：話の転換や相手の意見を受けて使うことが多い。

例文：

오늘은 날씨가 좋아요. 하지만 내일은 비가 올 거예요.
（今日は天気がいいです。しかし明日は雨が降るでしょう。）
그 계획은 좋았어요. 그런데 실행하기 어렵습니다.
（その計画はよかった。しかし実行するのは難しいです。）

並列・選択の接続詞

複数の事柄を並列したり、選択肢を示したりする際に使います。代表的なものに「그리고」「또는」「혹은」があります。

그리고：単純に順接で「そして」を意味する。
또는：選択肢を示し、「または」「あるいは」の意味。
혹은：ややフォーマルな「または」。

例文：

커피 또는 차를 마시겠어요?
（コーヒーまたはお茶を飲みますか？）
책을 읽고, 그리고 음악을 들어요.
（本を読んで、そして音楽を聴きます。）

理由・原因を示す接続詞

理由や原因を説明する時に用いられる接続詞には「왜냐하면」「때문에」「-아/어서」があります。

왜냐하면：理由を明確に述べる時に使う。
때문에：「～のために」という意味で、名詞や動詞の後に付く。
-아/어서：動詞の語幹に付いて原因や理由を表す連結語尾。

例文：

나는 피곤해요. 왜냐하면 어제 늦게 잤어요.
（私は疲れています。なぜなら昨日遅く寝たからです。）
비가 때문에 못 갔어요.
（雨のせいで行けませんでした。）
배고파서 밥을 먹었어요.
（お腹が空いてご飯を食べました。）

接続詞の文法的特徴と使い分け方

韓国語の接続詞は、単語として独立して使われるものと、動詞や形容詞の語尾に付く形態素として使われるものがあります。使い分け方を理解することが、自然な表現を身につける鍵です。

独立した接続詞

「그리고」「하지만」「그래서」などは文頭や文中で単独で使われ、文と文をつなぐ役割をします。口語・書き言葉ともに頻出で、文章の構造を明確に示します。

連結語尾（接続語尾）

動詞や形容詞の語幹に付く「-고」「-아서/어서」「-지만」などは、接続詞的な役割を持つ連結語尾です。これらは一文の中で複数の動作や状態をつなげる際に使われます。

-고：並列や順接を示す（例：가고 먹고).
-아서/어서：原因・理由（例：배고파서).
-지만：逆接（例：좋지만).

使い分けのポイント

フォーマルな文書では「그러나」「따라서」などの接続詞を多用する。
会話では「그래서」「하지만」「그리고」などが多い。
連結語尾は文の中で複数の動作や状態をつなげる時に使う。

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